こんにちは、サフォクリニック医師・白壁聖亜です。
価格も安く、ダウンタイムも少ないことで人気のスレッドリフト(糸リフト)。
受けてみたいと思っている方も多いと思いますが、詳しい効果やリスクなど施術を受ける前におさらいしておきましょう。
スレッドリフト(糸リフト)に関して患者様からよく頂く質問をまとめてみました。
スレッドリフト(糸リフト)にはどんな効果があるのか
スレッドリフト(糸リフト)とは、特殊な糸を皮下組織に挿入することで、肌の内側から引き上げをする施術のことをいいます。
この施術をすることでどのような効果ありますか?
たるみやほうれい線に高い効果が期待できます。
スレッドリフト(糸リフト)は、糸で皮膚組織を持ち上げて保持をするのですが、この時に糸の周辺にコラーゲン組織が生成されるため組織を保持してくれます。
ブルドックライン、ゴルゴライン、マリオネットラインでお悩みの方にはお試しいただきたいです。
また、肌にハリや潤いを感じていただけ、肌質が改善した、頬にボリュームが出てきたと感じる方もいらっしゃいます。
顔の全ての部分にできる施術でしょうか?
スレッドリフト(糸リフト)は中顔面という目の下あたりから、顎のラインにかけての範囲にできる施術です。
そのため、フェイスラインのたるみや頬、目元のたるみに対して高い効果が期待できるでしょう。
施術時間は結構かかりますか?
スレッドリフト(糸リフト)の施術時間は40分程度です。
ですので、施術後に予定を入れるというかたもいらっしゃいますよ。
効果はどのくらい続くのでしょうか?
人にもよりますが、半年から2年程度です。
やはり、切開をする施術と比べれば、持続期間は短くなります。
また、たるみの程度が強い場合には目に見えた効果が出づらいということもあります。
当院のスレッドリフト(糸リフト)は糸に立体的な形状のコーンもつけて埋め込んでいるため、糸のみの施術と比べると持続期間は長い傾向にあります。

糸を入れているとのことですが、抜糸はいつごろになりますか?
スレッドリフト(糸リフト)に使う糸は吸収糸といい、体内に吸収されていく糸を使っています。
ですので、抜糸をする必要はありません。
およそ8〜10か月で完全に吸収されます。
抜糸をするためだけに数か月後に医療機関を受診するのが面倒だと感じていました。
再度受診する必要がないのは時間が制約されないのでうれしいです。
抜糸のために受診をする必要はありませんが、もしも施術後に違和感があったり、困ったことがあったりしたら受診してくださいね。
スレッドリフト(糸リフト)にダウンタイムがないって本当?
「ダウンタイムがない」という広告をよく見かけます。
そもそもダウンタイムって何ですか?
ダウンタイムとは施術を受けてから施術後の副反応が回復し、普段通りの生活に戻るまでの期間のことです。
スレッドリフト(糸リフト)はダウンタイムがほかの施術と比べ、短かかったりほとんどない場合もあります。
なぜ、ダウンタイムが少なくて済むのですか?
ダウンタイムは主に切開を伴う施術や強い光を使用する施術の場合に長くなります。
スレッドリフト(糸リフト)は、切開や強い光を使用しない施術法ですので、ダウンタイムがほとんどないのです。
日常生活に戻れるまでにはおおむねどのくらいかかるでしょうか?
施術をした範囲や、挿入したいとの本数、その方の状況にもよります。
ただ、多くの場合がメイクやシャワーは施術翌日から可能です。
施術後は仕事もすぐ始まるので、早めに日常生活に戻れるのはうれしいです。
スレッドリフト(糸リフト)に副反応はあるの?
スレッドリフト(糸リフト)にも副反応はあるのでしょうか?
スレッドリフト(糸リフト)は、針をお肌に刺して糸を皮膚組織に入れ込みます。
局所麻酔は使っていますが、人によっては痛みを感じます。
また、施術後に少し顔が腫れてしまう、内出血を起こしてしまう、顔に赤みが出るということもあります。
これらはすぐに落ち着きますか?
個人差はありますが、他の美容系の施術と比較するとかなり早めに落ち着きます。
内出血などが跡になって残ったという報告もほとんどありません。
ただし、痛みや内出血、腫れや赤みが出ている間は、症状が落ち着くまでダウンタイムの期間をしっかりと確保されることがおすすめです。
それなら安心しました!
また、副反応とは違うのですが、施術を受けた後に表情に影響が出ないか気になります。
例えば笑うなど表情を変えたことによって皮下組織に入れた糸が切れるなどといった影響はほとんどないでしょう。
これも個人差があるのですが、笑ったときに引きつれる感じがする、違和感があるというお話は聞きます。
ですが、痛みを感じるというお話はあまり聞きません。
痛みがない、糸も表情を変えた程度では切れないと聞いて少し安心しました。
スレッドリフト(糸リフト)の施術後に特に注意すること
スレッドリフト(糸リフト)を受けた後、なるべく長く効果を持続させたいと考えています。
何か注意すべきことなどのポイントはありますか?
できるだけ長く効果を持続させたいと考えてくださるのであれば、スレッドリフト(糸リフト)を受けてから3か月ほどはフェイスマッサージを受けるなど強い力を顔に与えるということはされないようにしてください。
他にも何かありますか?
先ほど、表情を変えても影響はないというお話をさせてもらったのですが、大きな口を開けるというのは、糸が引っ張られて痛みを感じるという可能性が高くなります。
食事の時に大きな口を開けるという程度での影響は少ないですが、例えば歯医者さんで治療をするとひっぱられて痛みを感じるということがあります。
施術の前に歯科治療は済まされ、施術を受けてから1カ月程度は歯科治療を受けないことがベターです。
大きな口を開けて糸が切れる……なんてことはありますか?
皮下組織に埋め込んだ糸は筋肉の動きによって一緒に動いてくれるので、糸が切れることはありません。
大きな口を開けた時に、ぶちッと音がすることはあります。
ですが、切れているわけではないのでご安心ください。
なるほど、施術後は少し気を使っていきたいと思います。
スレッドリフト(糸リフト)の価格について
実は値段が1番気になっています。
あまり費用負担をかけたくなくて……。
スレッドリフト(糸リフト)の最大の魅力は価格です。
切開を伴う施術と比較して5分の1程度の価格で施術が受けられます。
それはうれしいです!
クリニックによって価格に大きな差がありますよね、価格によって違いがあるのでしょうか?
スレッドリフト(糸リフト)は挿入する糸の本数が価格の基準です。
ここに麻酔の代金などがプラスされますね。
たしかに、破格の価格設定を記載されているところも見られますが、カウンセリングを受けたらその価格以上となった、麻酔値段が入っていないということもあります。
気になったらまずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
カウンセリングを受ければ大まかな価格が分かるということですね!
参考にしていきます!!
サフォクリニックの施術料金についてはこちら
まとめ
スレッドリフト(糸リフト)という施術についてしっかりと理解ができました。
この内容を踏まえて施術を受けるかどうかを検討していきたいです。
年齢やお悩みによって適応となる施術法が異なります。
お悩みの内容や部位によっては今回ご紹介させていただいたスレッドリフトがおこなえないこともありますし、スレッドリフト(糸リフト)よりも高い効果が期待できる方法を選ぶことをおすすめする場合もあります。
ですので、まずは気になったらぜひ一度当クリニックへお気軽にご相談下さい。
一緒に最適な施術を考えさせていただきます。
記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員



まずは、スレッドリフト(糸リフト)という施術について知りたいです。