こんにちは、サフォクリニック医師・白壁聖亜です。
お顔をリフトアップさせるには、切る施術・切らない施術がありますが、どちらを選んだらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本日は切るフェイスリフトのメリットとデメリットを切らないリフトアップ術と比較しながらお答えしていきます。
フェイスリフトのメリット
切るフェイスリフトの場合、最大のメリットは「1回の手術で5歳〜10歳の若返り効果を実感できる」という点です。
HIFUなど他のリフトアップ術にも優れた点はありますが、仕上がりや持続力で比べると明らかに違います。
切るフェイスリフトと切らないリフトアップ術では、どのくらい差があるのでしょうか?
個人差がありますが、切るフェイスリフトはおよそ5~10年に一度の手術、HIFUは半年~1年で繰り返し施術を受ける必要があります。
切るフェイスリフトは、切らない治療やマッサージのように、何度も施術する必要がありません。
術後すぐに効果が分かるのも、魅力のひとつと言えますね。
他にも、切るフェイスリフトのメリットはありますか?
首や額など、周囲の皮膚を同時にリフトアップできるのもフェイスリフトの良い点です。
よく「加齢とともに首が短くなったような気がする」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
これは顎や首周りのラインがたるんでしまうと、このような印象を受けやすくなります。
年齢のサインは、フェイスラインだけでなく首周りからもわかってしまうんですね。
当院のフェイス&ネックリフトでは、顎のたるみとともに首周りもすっきりと長く見せられますよ。
1回の施術でお顔全体が若々しくスタイルアップします。
今までのマッサージやリフトアップでは物足りなかった方におすすめです。
ネックリフトについてはこちら
フェイスリフトのデメリット
トータルで顔周りをデザインできるから、高いリフトアップ効果が実感できそうですね。
切るフェイスリフトにデメリットはあるのでしょうか?
シワの改善効果に限界があることです。
切るフェイスリフトは、SMAS筋を適切な位置で切除・縫縮するので法令線を浅くすることができますが、完全に消せるわけではありません。
また、眉間や口周りなど、改善が難しいシワもあります。
フェイスリフトにも苦手分野があるということですね。
そうです。
部分的なシワやたるみが気になるときは、ボトックスやヒアルロン酸注射などのピンポイントな治療が功を奏することもあります。
ボトックスの詳細についてはこちら
ヒアルロン酸の詳細についてはこちら
症状に合わせた治療を受けるには、しっかりとカウンセリングをおこなうことが大切なのですね。
フェイスリフトを受けたら、術後はすぐに普段通りの生活をできるのでしょうか?
いいえ。
注射やレーザーなどの低侵襲治療と違い、切るフェイスリフトは広範囲の皮膚を切開する大規模な手術です。
そのため、術後はどうしても痛みや腫れを伴うダウンタイムが生じます。
ただ、こうした症状は時間の経過とともに治まります。
効果が高いだけあって、腫れが治るまでに時間が必要なんですね。
施術では全身麻酔を使うこともあるようですが、副作用が出ないか心配です。
麻酔の副作用はゼロではないため、その点はデメリットです。
ですが、麻酔をかけている間は心電図や酸素濃度測定器で厳重にモニターを行いますから、異変があればすぐに対応できます。
「全身麻酔から覚めないのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、麻酔の効果は時間の経過とともに切れて必ず目覚めます。
過度に心配する必要はありません。
切らないフェイスリフト、スレッドリフト(糸リフト)にはデメリットがあるのでしょうか?
切るフェイスリストと比べると、リフトアップ効果が分かりにくいですね。
切るフェイスリフトはSMAS筋からしっかり持ち上げていきますが、スレッドリフト(糸リフト)は皮膚の表面近くを糸の力で引っ張ります。
糸の本数にもよりますが、全体を持ち上げる力としてはスレッドリフト(糸リフト)の方が弱くなります。
はっきりと効果を実感するなら、切るフェイスリフトの方が良いということでしょうか?
信頼できるドクター・クリニックであれば切るフェイスリフトがおすすめです。
スレッドリフトでは皮膚の切除ができず、たるみはそのままです。
若いうちならスレッドリフト(糸リフト)でも効果が見込めますが、たるみが強くなった状態でスレッドリフト(糸リフト)を行っても効果を実感しにくいことがあります。
そのようなケースでは思いきって切るフェイスリフトを選ぶ方が、より結果にご満足いただけると思います。
まとめ
フェイスリフトのメリット・デメリットがよく分かりました。
切るのは不安がありますが、1回の施術でお顔全体を効果的にリフトアップできるのは大きな魅力ですね。
優れた施術である反面、デメリットもあります。
当院では個々の体質に合わせたきめ細やかなカウンセリングを実施しております。
少しでも不安なことがあればお気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員



サフォクリニックで受けられるフェイスリフトには、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?