こんにちは、サフォクリニック医師・白壁聖亜です。
今回は、サフォクリニックが歩んできた歴史についてお話します。
時代の変遷を追う中で、開業当時から変わらない当院のポリシーを知っていただければ幸いです。
外科病院からスタートしたサフォクリニック
美容外科というもの自体、当時はなかったんですね。
開院直後は盲腸や火傷治療をおこなう病院だったと聞いています。
当時は白壁病院という名前で、私の祖父が開業しました。
ということは、外科のお医者さんだったんですか?
はい。
祖父は盲腸の手術を小さな傷跡で治すことで有名だったそうです。
まもなく痣を消したい患者さんなども訪れるようになり、今でいう形成外科、美容外科の道を開拓していきました。
日本の美容医療をリードする存在だったんですね!
お祖父様はどんなお医者さんだったのでしょうか?
医者としての祖父は、とにかく革新的なイメージです。
戦後すぐにもかかわらず、院内に大規模な美容設備を作っていました。
それはすごいですね!
美容医療への情熱が感じられます。
それと、祖父はひたすら患者さん目線のドクターで、じっくりカウンセリングをしてから施術にとりかかっていました。
患者さんファーストの精神は、父や私にも色濃く受け継がれています。
白壁式フェイスリフトが世界を席巻
その後、お父様が白壁病院を継がれているんですよね。
そうです。
ただ、父は最初から美容外科医師を目指していたのではなく、若い頃は美容師になろうとしていたそうです。
美容師免許も取得しているんですよ。
それは驚きです!
父も私も、美容の世界、アートやデザインが大好きなんです。
美容外科という分野はほかの医療と違い、デザインやセンスが問われます。
父が一時美容師を目指したのは、美容外科を究める者として自然なことだったのかもしれません。
そのお父様が、ウォルター・スコット・ブラウン賞を受賞されているんですよね。
はい。
美容医療の第一人者が集まる米国美容外科学会で、父は「東洋人のためのフェイスリフト手術」を発表しました。
そこでの受賞をきっかけに、白壁式フェイスリフトが世界中に広まっていったんです。
東洋人のためのフェイスリフトとは、具体的にどんなものだったんでしょうか?
それまでのフェイスリフトは、皮膚を切開して引っ張り上げるだけのものでした。
欧米人には効果があっても、皮膚が重く厚いアジア人では思うような効果が得られなかったんです。
そこで父が考案したのが、アジア人の顔貌に合わせたSMAS法でした。
皮膚の土台となるSMAS組織から引っ張り上げることで、強力なリフトアップ効果を生み出したのです。
今やどの美容外科でもおこなわれているSMAS法は、サフォクリニックから始まっているんですね。
日本初のメディカルエステ「リュウズクリニカルスパ」
サフォクリニックには、エステも併設されていますよね。
はい。
サフォクリニックと同じ建物内にある「リュウズクリニカルスパ」は、日本初のメディカルエステとしてバラエティーに富んだ施術を提供しています。
メディカルエステとは何ですか?
一言でいうと「医療と結びついたエステ」です。
通常のエステではできない医学的アプローチが可能で、より高度な施術をご提供できます。
また万が一トラブルが生じた場合でも、医師によるアフターフォローが万全です。
クリニック併設だと安心ですね。
でも、なぜメディカルエステを作ろうと思われたんですか?
父が美容師の勉強をしていた頃、ニューヨークの有名美容室を訪ねたそうです。
その会員制の美容室は、利用客がゆったりくつろぎながらネイルを塗るとてもラグジュアリーな空間でした。
そこでの経験をヒントに、日帰りで利用できるデイスパを作ったそうです。
父は医師なので、そこに医学的見地も加わりました。
ここでもお父様のアイディアが生かされているんですね。
父は世界各地を飛び回り、いいと思ったものは積極的に取り入れてきました。
ピーリングやオバジを日本で使い始めたのも父なんです。
そうなんですか!
フェイスリフトの権威という印象が強かったのですが、手術以外の施術でも常に時代の最先端を行かれていたのですね。
これからのサフォクリニック
お父様の情熱を受け継がれた聖亜先生ですが、レーザー治療の権威である山下理絵先生のもとでも修行されていたそうですね。
はい。
美容外科と同様に美容皮膚科の知識も、美を追求する上で欠かせないものと考えています。
お肌が美しくなると、自信に満ちて生き生きとした表情をされる方が非常に多いんですね。
レーザー専門医としての豊富な経験が、サフォクリニックを訪れる方の幸せに繋がっていく。
医師として最高の喜びです。
聖亜先生も、本当に美容医療を愛していらっしゃるんですね。
最後に、サフォクリニックの歴史の中でずっと変わらないものを教えてください。
サフォクリニックでは、祖父の時代から患者さんの思いを第一としています。
1日に何件もの手術スケジュールは組まず、カウンセリングの時間をじっくりお取りして、丁寧な施術とアフターフォローをおこなうのがポリシーです。
今後もそれは変えずに続けていきたいと考えています。
まとめ
最新医療を次々に取り入れてきたサフォクリニック、けれど患者さんファーストのスピリットはずっと変わらない。
80年以上続いてきた今も、サフォクリニックが日本美容界をリードしつづけている理由が分かった気がします。
今後もサフォクリニックは、最高の医療をお届けするために日々研鑽しています。
その根底にあるのは「患者さんの幸せのため」その一言に尽きます。
もしお肌やたるみで気になることがあれば、サフォクリニックのカウンセリングをぜひご利用ください。
記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医
白壁 聖亜
経歴
- 2007帝京大学医学部 卒業
- 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
- 2019シロノクリニック非常勤勤務
- 2020サフォクリニック理事就任
- 2022サフォクリニック副院長就任
所属学会・資格
- 日本形成外科学会専門医
- 日本形成外科学会会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 国際美容外科学会(ISAPS)会員
- 日本レーザー医学会会員



サフォクリニックは80年以上の歴史があると聞きました。
80年前といえば戦争中ですよね。
当時から美容外科専門のクリニックだったのでしょうか?