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乳房再建後の乳輪乳頭形成

今日は新宿美容外科歯科の酒井成身先生の乳房再建後の乳輪乳頭再建術に立ち会わせて頂きました。

乳がんによる乳房切除後、乳房再建法としては
①エクスパンダー→インプラント挿入
②自家組織を用いた乳房再建術
があります。

以前は①は自費治療であったため、保険で行う治療としては②を選択されていましたが、最近①も保険適応になったため、乳房切除+①というセットで行われることが多くなりました。
①は②と比べて非常に短時間で出来る(といってもまずはエクスパンダーでスペースを作ってから数ヶ月後にインプラントを入れる手術をします。)こともあり、一気に形成外科で行われる手術として増えました。

しかしやはり異物、、時々術後感染になることもあり、数年経つとカプセルによる拘縮、変形を起こすこともありました。
非常に行いやすい手術である一方そういった合併症も見受けられました。

今日参加させて頂いた手術の患者様は1年前に広背筋を用いた乳房形成、いわゆる②の自家組織を用いた再建法を選択された方でした。
1年経った後もほぼ左右差はなく、非常に自然であったことが驚きでした。
しかしどれくらいの量の広背筋をとるのかなどを決めるには、かなりの経験が必要と感じます。

とても自然な美しい乳房に、今日は乳輪乳頭、いわば乳首を作るという手術でした。

新しい乳房に反対側の乳首の一部を移植し、会陰部(乳輪乳頭と色調が似ている)より一部採皮して、乳輪として植皮するというものでした。

一つ一つが洗練された非常に美しいオペに心が打たれるばかりでした。
人の乳房はそれぞれ違い、やはりその人に合わせた自家組織を用いた乳房を作るのが美しい。
いわゆる、✨オートクチュール✨ ですね。

形成外科は心を突かれます、、
今日も一人、絶望だった日々から救われる人を見ました。
素敵でした。。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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