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Grey’s Anatomyで知る日本の初期研修医制度との違い

最近またGrey’s Anatomyを見始めました😆
以前学生の頃に何話か見ましたが、途中でやめてしまったので、医学英語の勉強も含めて再度鑑賞開始🍿

そこで日本の研修医制度と全然違うことに今更驚く😳(笑)

日本の初期研修医は、国家試験合格後、内定の決まっている病院でスーパーローテーションといって
内科、外科、産婦人科、小児科、救急、麻酔科、地域医療など所要な科を一通り経験する。
従来はすぐに初期研修から希望する科に入局するという制度だったが、余りにも他を知らなさすぎるということでそうなったらしい。

初期研修2年目では希望する科を選択することも出来、選択期間をフルで希望科にする、色々マイナー科なども経験するなど人それぞれだった。
その中で3年目以降の後期研修をどの科で行うかを決める為、外科などの労働環境の厳しい科には行かないという者も多く出たためスーパーローテーション制度に反対する声も多く出た。

Grey’s Anatomyは外科医を目指す初期研修医の話だが、日本と違ってスーパーローテーションではなく、外科ローテーションで研修が進んでいる。
外科といっても消化器外科、脳外科、血管外科、形成外科、産婦人科など各外科が集まっていて研修医はその中でどこに着くのかをチーフ(研修医達を主に指導する医師)が決めている。

色男役のスローンが形成外科医なので彼が真面目に働くと形成外科オペシーンが多くなるのでとても勉強になる🤗(なぜかアメリカの医療ドラマで形成外科はやたらと遊び人が多い、、(笑))

そこで驚いたのは、メレディスが義眼床(眼球を摘出した後に義眼を入れる為の手術)のオペをしていたことだった!
他ではやるのかな??
少なくとも私の経験では専修医(初期研修を終えて専門医になる為のプログラムを受けている医師)
もしくは専門医がやっているイメージ、、初期研修医はやってないと思う。。
改めてアメリカの研修医の成熟度を感じた。
(といってもドラマだけど)

また、日本の研修医は国家試験に合格すればもう医師免許はもらえるが、アメリカはUSMLEという国家試験を医学部学生時代から二回に分けて受験(step1,2)、初期研修終了時(step3)があり、合格しないと研修やり直しになる。。

研修やり直しって、、😱

想像しただけでも恐ろしい、、
看護師からの冷たい仕打ち、採血やサマリー地獄、、
それをまた1からやり直しなんて、、

専門医試験の勉強でさえ大変だったのにそれをあの忙しい研修生活の中で勉強する時間を割くのはかなり大変だと思う。
とにかく2年耐え抜けば保健医になれる(それも病院によって大きく違う)日本とは違いますね😅

今もう一度観ると、学生時代に見てた目線とは全然違うことに気づいた。
兎に角まだ先は長いので、留年してしまった ジョージを応援したいと思う。
頑張れジョージ!

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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