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世界で一番古いNon-Surgicalな上瞼の手術は日本にありました。

Non-Surgicalと言う言葉を聞いたことはありますか?
出血させないで手術をする方法です。難しい言葉で言うと非観血式手術です。

良くプチ整形というのを聞いたことがあるでしょう。
多分この言葉は高須先生が作った言葉だと思います。

二重の手術の方法で埋没法と言って一針か二針縫合して二重を作るやり方です。
腫れも少なく、お化粧感覚の手術でした。
これは昭和、平成の話。

すごく流行りました。
一挙に美容整形が身近になった方法です。

この手術の原型は1925年(大正14年3月)雑誌「東京」3)で
「私は1本のメスも用いず、しかも両眼一緒に僅か数分かかって、それが永久的に元に 戻ることなく、一重が二重にする方法を案出したのであります」と新築の丸ビル4階で眼科医をしていた内田孝蔵先生が埋没式二重の手術を発表したのがはじまりです。
確かに今でもこの術式はプチ整形と言う名前で行われているからこれが世界でで一番古い 眼瞼部の非観血的手術と思っていました。

ところが今私は「美容外科」という日本美容外科学会誌に日本における非観血式美容医療の歴史を書いているのですが

偶然国立国会図書館ですごい文献を見つけました。それがこれです

東京 眼科医 疋田直太郎 「竹桿にて眼瞼皮膚を挟持(きょうじ)する所の内反手術の一例

明治28年4月岡山県病院眼科診療所に来院した患者の右眼を見ると2本の細い竹の棒を右眼の上瞼のたるんで余った皮膚を挟んで両端を硬く結び、この間に見える余った皮膚が血流障害を起こし壊死するのを待つ状態で来院した患者さんです。

この方法で従来の「さかまつげ出血的手術法」に代わる方法と考えたらしいです。

疋田先生はこの当時、今日でもまだこの様な考えで手術を行う医師がいると思うと、日本眼科の前途は、はるか遠いことと言わざるを得ず。疋田直太郎先生の嘆きの言葉であるが方法、結果はどうであれ、まさしく非観血的上眼瞼睫毛内反手術と言える。

みなさんどう思います。でも世界で初めての手術にはちがいありません。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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