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1975年 白壁美容外科でのゴンザレス式フェイスリフト手術

ゴンザレス式フェイスリフト

Drゴンザレスの神の手による素晴らしい手術とその結果を目の当たりにした私は、日本に帰国して早速習った術式をまず母親に行いました。

父から習った術式に比べ明らかに効果とその持続性は格段の改善がありましたが、その分いわゆるダウンタイムが大きく生じ2週間もの回復期間を必要としました。

これは皮膚剥離が広範囲なためでした。

父から習った剥離範囲

ゴンザレスから習った剥離範囲

当然剥離範囲の広い方が良く腫れます
この写真は試行錯誤の上で10例以上行ったゴンザレス式フェイスリフトのモニターの方の写真です

手術翌日(2日目)の写真です

強力な圧迫包帯の上で、頭の2つの筒は剥離した部分に血液がたまらないよう
持続的に排出させるためのドレーンです

4日目包帯をとると、圧迫していなかった部分に腫れが集中したり、ゴンザレスの手術と同じような経過や結果がなかなか出ませんでした。

勿論日本では全ての糸を抜糸するまで8日間入院が必要でした。
メキシコも8日間に入院させてりました。

ただ欧米ではこうした腫れた状態でもご主人が車で迎えに来てサッサと退院していきます。
しかしサッサと退院してしまうのには理由がありました。

一番の理由は医療費がとても高く、特に入院費は高額なのです。
それにしても退院する時は病院のスタッフとにこやかに挨拶をし決して隠れるようにして帰るようなことはなく、誰に見られてもお構いなしで全く日本人のような恥ずかしいという気持ちはありません。

これも環境の違いでとても日本では考えられない状況です。

メキシコで学んだあの大胆なゴンザレス式フェイスリフトを日本人に行うのはかなり至難の技でした。

その理由は日本人は西洋人に比べ顔が大きいことがその理由の最たるところです。

ここで得た答えは西洋人と日本人は「解剖学的には同じであっても顔貌の形態、組織の質が違う」ということでした。
西洋人は面長な顔。日本人は丸顔でしかも西洋人よりはるかに顔の面積が広く、また日本人の皮膚は硬くて厚く、西洋人のように柔らかな薄い皮膚を引き上げるように簡単にはいきません。

下のイラストにあるように耳前に赤い切開線を入れ、その耳前からほうれい線までのブルーラインが皮膚を剥がす距離になり、左の西洋人のイラストと右の日本人のイラストでは明らかにブルーラインの距離に違いがあります。

日本人のこの距離が長く、剥がす範囲も広い部分になり、たるみを引き上げる距離も長くなります。

そして、西洋で習った手術方法は100%コピーしても西洋人のような良い結果が出ないことに気づいたので、それからも北米や南米に度々手術の見学に行くことを重ね、その海外手術見学に行ったハワイの上空で、アンカレッジの上空で、つくづく思ったのが、「見学した数々の手術方式をモディファイした日本人向けの術式に変えることが必要だ」と。

この時から私のフェイスリフト手術と取り組む長い長い研究が始まったのです。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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