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2007 美容外科手術の減少とフェイスリフト手術の対応

2005年を契機に美容外科患者さんは増加したのですが,美容外科手術を受ける患者さんは減少傾向 となりました。

原因は非手術的美容医療の拡大、代表的なものとしてヒアルロン酸注入、BOTOX, レーザーによる脱毛, 糸による引き上げ、皮膚の再生等

腫れない、痛くない、安い等を前面に広告宣伝を行い
又この領域に美容皮膚科医が参入したことが一番の原因です。

これは日本だけの傾向ではなく世界的な傾向となっています。
手術が効果が出て長持ちすることは理解しているが、非手術的な方法は短期間の効果でも美容室の様に通院すればよいとの考えでした。

この傾向は特に日本で顕著に出てます。
国民性でしょう。

しかし国際的には美容外科医は企業努力をしてNon-Surgeryに負けない効果とダウンタイムの縮小に努力をしています。

フェイスリフトはこめかみや目の周囲に腫れが出る

私も2007年 
上の写真の様にフェイスリフト手術を行うと顔全体の腫れより側頭、目の周囲の腫れや内出血が2日目5日目に出て気になります
よくフェイスリフトの手術を受けると顔が腫れると言われるのはこの部分であることに気ずきました。
そこでこの部分を腫れない様にする方法として耳の上の毛髪内の
切開、こめかみの剥離を無くすことを考え付きました。

下のイラストの様に元々この部位は大小の血管があり皮下脂肪が少ないので、
良く青筋が立つと言われる程血管の膨隆が目立つところです。

大きな血管があり、眼輪筋(目の周囲の筋肉)とつながっています。
ここの損傷を避ければこめかみ,目の周囲の内出血は無くなります。

そこで従来行っていた側頭部の切開、剥離をやめて、もみあげの下で切開する方法に変更しました

この術式は2009年度の日本美容外科学会総会で最優秀賞を獲得しました。
同時に国際美容外科学会からも教科書の中で「アジア人の為のフェイスリフト」として掲載されました。

この術式で特記すべきことは側頭の切開剥離をせずにフェイスリフト手術で側頭部に溜まった余剰皮膚を側頭ではなく反対側の眉下切開で引き上げ、側頭部には傷が残らず腫れず、眼瞼周囲にも内出血が残りません。
さらに日本人の様な黒髪のもみあげ位置も変わらないところです。

日本美容外科学会より最優秀賞を受賞 
国際美容外科学会の教科書のファイスリフ手術に掲載された

これにより殆ど腫れの無いフェイスリフト手術は完了したのですが
それでも脂肪を吸引した首や口廻りにまれですが黄色い色が2-3週目に出てくることがあります
外には見えない内出血が剥離した皮膚とSMAS層に残っているのかもしれません。

              

いかなる非手術的な方法よりも短時間で腫れも出ず、内出血も無く、効果が出て
今までのフェイスリフト手術と同様な結果が出る夢の様な手術を目標にさらに研究しました

2020年ついにそれらの解決に向けて動き出しました
きっかけは新型コロナウイルスでした。

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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