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世界で初めてのフェイスリフトの耳前の皮膚から取った真皮移植

良くテレビの化粧品のコマーシャルで肌の若返りにはコラーゲン(膠原繊維)エラスチン(弾力繊維)繊維芽細胞、ヒアルロン酸、メラニン細胞などの言葉が出てきます。
これらは全て真皮の中に存在します。

フェイスリフトによる引き上げ効果は当然ですが、ただ引き上げるだけではなく耳前で切除した皮膚から真皮組織を取り出し、引き延ばした顔面の皮膚の真皮層に新しい真皮を注入し、真皮増殖で老化した肌を改善する世界で最初のフェイスリフト手術と同時に皮膚のクオリティーを改善する方法を開発しました。

この方法はイタリアの皮膚科医が、やけどや事故で欠損した表皮を早期に改善する為、患者さんの真皮を一部取り出し液状にして注入する為に開発されたものです。
又スペインでは此の器械を用いて毛根を頭皮に移植し増毛効果にも用いています。

私は此の器械と真皮再生を実際に見るため2017年6月にイタリアの場所はいえませんが此の器械を製作している工場を訪問しました。
驚いたことにこの器械の製作している隣の部屋でイタリアの有名な高級スポーツカー F.L,M.等のパーツを製作している工場でした。
でも案内してくれたこの会社の社長がマツダに乗っていたのがとても日本人として誇らしかったです。

イタリアが誇る高級スポーツカー フェラ、ランボ,マセラ,等のパーツが倉庫に所狭しと保管されていました。
その隣の部屋で私の求めていた医療機器が作られていたのには流石に驚きました。

さてこの器械を用いて何がしたいのかですが?

上の写真の左上から説明します

フェイスリフト手術の際通常耳の前で余った皮膚を切り取り捨ててしまいます。
サフォではこの貴重な皮膚から真皮層を取り出し4-6個の小片にして、この器械にに入れ。
細い注射針で通る様に水状にしてにして、この真皮分子を、縫合した傷口や引き延ばした頬や首の皮膚に注入します。

これにより老化により薄くなった真皮を厚く復活させ真皮内のコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞を増やします。
勿論縫合した傷の改善を促進します。

上の小さな写真は術直後に右顔面のフェイスリフト後の縫合部傷口と頬に真皮を注入しました
その2日目の状態が右の2枚の写真では何も左右差はありません。
しかし下の写真は術後8か月目で傷の治り肌の色 右と左を比較してください。

下の写真は右(写真の左)が注入した側 で同一人の左(写真の右)が注入してない方の8か月目の比較です。
傷口(もみあげ下と耳の前、頬の皮膚の張りと色です。
もともと耳の前の皮膚は日焼けをしない部位ですのでメラニンも白さが残ってます。
右の真皮が厚くなり白いメラニン細胞も増加して、全体的に右は左に比べて白くなってます。
これを買いにイタリアまで行ってきました。

いよいよ長い私のフェイスリフトの歴史も次回で最終回です
最後に50年間の比較写真と最新のフェイスリフト手術の結果を出しますのでお楽しみに

記事監修医師プロフィール

サフォクリニック副院長/美容外科美容皮膚科医

白壁 聖亜

経歴

  • 2007帝京大学医学部 卒業
  • 2010湘南鎌倉総合病院形成美容外科勤務
  • 2019シロノクリニック非常勤勤務
  • 2020サフォクリニック理事就任
  • 2022サフォクリニック副院長就任

所属学会・資格

  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員
  • 日本レーザー医学会会員

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